2015年03月17日 (火) | 編集 |
別宮かるあちゃん(M・ダックス)

<飼い主さんコメント>
13歳のかるあは、1歳半でてんかんの発作が起き、2歳から薬を飲みはじめました。今は3種類の薬を飲み忘れないよう飲ませています。
発作は月に数回ありますが、静かに見守っています。
これまでに避妊手術、ソケイヘルニアの手術、腫瘤摘出など、何回かの手術を受けましたが、元気に過ごしてます。
今では、かるあの薬の時間が家族の中心となっていますが、皆がスケジュールを調節したり話し合って、協力しています。
これからもOK-ONE動物病院のお力を借りながら、かるあが安心して生活できるよう一日一日を大切にしていきたいです。
<獣医師コメント>
てんかんは全身のケイレンや意識障害を起こす、脳の疾患です。通常てんかんの発作は数分間続いた後、すぐに回復します。
てんかん発作は、大発作(全身性のケイレン)と、小発作(意識が消失しない軽度の発作)に分類されます。
危険性があるのは、持続性の発作と重積性の発作(繰り返して起こる発作)の場合です。すぐに発作を止めないと命にかかわります。
てんかんの診断は除外診断で行います。発作の起こる原因を除外していく方法です。人間の場合、確定診断は脳波測定で行いますが、動物の場合は麻酔を使わず脳波を測定することは難しく、そのため診断として使うことができません。
かるあちゃんは年に1~2回発作を起こすとのことで2005年5月に当院にかかっている飼い主さんの紹介で来院しました。
除外診断を行い、てんかんの可能性が高いと思われ経過を観察することにしました。2005年8月から11月までの間、毎月1回発作を繰り返すようになり、飼い主さんと相談のうえ、抗てんかん薬の内服を開始しました。
抗てんかん薬の内服を始めると途中で中止するのが難しいこと、6ヶ月に1度は肝機能検査(血液検査)が必要なことを説明しました。内服を止めた場合、次に発作が起きた時に元の薬用量では発作を抑えることができなくなる可能性があるため、また、発作自体がひどくなる可能性があるためです。
かるあちゃんの発作は2010年3月まで1種類の抗てんかん薬でうまくコントロールできていました。しかし、しばらく来院されず、次に来院したのは2010年12月です。
電話があり、別の病院にかかって、てんかんの治療をしていたけれど、昨日ひどい発作が起こり、今日も継続して治療をしていますが発作が止まらず、その病院の先生にOK-ONE動物病院へ行った方が良いとすすめられたとのこと。すぐに来てもらい治療をしましたが、重積発作を起こしていたため状態は悪く、以前使っていた薬では薬用量を増やしても効果がなく、別の薬を加え3種類でコントロールすることになりました。
飼い主さんによると、6月までは当院で以前処方された薬と同じ薬を処方されていましたが、内服を止めてみるように言われたとのこと。
詳しいことはわかりませんが、発作が1回でもあるのなら途中で内服を止めることは通常ありません。2015年3月現在、6ヶ月に1度の肝機能検査を行いながら3種類の抗てんかん薬を使用して、てんかん発作をコントロールしています。
とてもフレンドリーなかるあちゃん。診察台の上でうれしくてしっぽを振りながらお腹を向けてくれます。
飼い主さんと私たちにできることは、毎日の生活の質(QOL)を向上させてあげることです。
愛媛県東温市野田1-18-1
OK-ONE動物病院

<飼い主さんコメント>
13歳のかるあは、1歳半でてんかんの発作が起き、2歳から薬を飲みはじめました。今は3種類の薬を飲み忘れないよう飲ませています。
発作は月に数回ありますが、静かに見守っています。
これまでに避妊手術、ソケイヘルニアの手術、腫瘤摘出など、何回かの手術を受けましたが、元気に過ごしてます。
今では、かるあの薬の時間が家族の中心となっていますが、皆がスケジュールを調節したり話し合って、協力しています。
これからもOK-ONE動物病院のお力を借りながら、かるあが安心して生活できるよう一日一日を大切にしていきたいです。
<獣医師コメント>
てんかんは全身のケイレンや意識障害を起こす、脳の疾患です。通常てんかんの発作は数分間続いた後、すぐに回復します。
てんかん発作は、大発作(全身性のケイレン)と、小発作(意識が消失しない軽度の発作)に分類されます。
危険性があるのは、持続性の発作と重積性の発作(繰り返して起こる発作)の場合です。すぐに発作を止めないと命にかかわります。
てんかんの診断は除外診断で行います。発作の起こる原因を除外していく方法です。人間の場合、確定診断は脳波測定で行いますが、動物の場合は麻酔を使わず脳波を測定することは難しく、そのため診断として使うことができません。
かるあちゃんは年に1~2回発作を起こすとのことで2005年5月に当院にかかっている飼い主さんの紹介で来院しました。
除外診断を行い、てんかんの可能性が高いと思われ経過を観察することにしました。2005年8月から11月までの間、毎月1回発作を繰り返すようになり、飼い主さんと相談のうえ、抗てんかん薬の内服を開始しました。
抗てんかん薬の内服を始めると途中で中止するのが難しいこと、6ヶ月に1度は肝機能検査(血液検査)が必要なことを説明しました。内服を止めた場合、次に発作が起きた時に元の薬用量では発作を抑えることができなくなる可能性があるため、また、発作自体がひどくなる可能性があるためです。
かるあちゃんの発作は2010年3月まで1種類の抗てんかん薬でうまくコントロールできていました。しかし、しばらく来院されず、次に来院したのは2010年12月です。
電話があり、別の病院にかかって、てんかんの治療をしていたけれど、昨日ひどい発作が起こり、今日も継続して治療をしていますが発作が止まらず、その病院の先生にOK-ONE動物病院へ行った方が良いとすすめられたとのこと。すぐに来てもらい治療をしましたが、重積発作を起こしていたため状態は悪く、以前使っていた薬では薬用量を増やしても効果がなく、別の薬を加え3種類でコントロールすることになりました。
飼い主さんによると、6月までは当院で以前処方された薬と同じ薬を処方されていましたが、内服を止めてみるように言われたとのこと。
詳しいことはわかりませんが、発作が1回でもあるのなら途中で内服を止めることは通常ありません。2015年3月現在、6ヶ月に1度の肝機能検査を行いながら3種類の抗てんかん薬を使用して、てんかん発作をコントロールしています。
とてもフレンドリーなかるあちゃん。診察台の上でうれしくてしっぽを振りながらお腹を向けてくれます。
飼い主さんと私たちにできることは、毎日の生活の質(QOL)を向上させてあげることです。
愛媛県東温市野田1-18-1
OK-ONE動物病院
2015年03月04日 (水) | 編集 |
古用ポコちゃん(ペキニーズ)

<飼い主さんコメント>
散歩の後、玄関を入ってもいつものような動きがなく、足を洗った後も動きが少なく、いつもは走り回ってるのにすぐに床に寝てしまう。
大好きなオヤツを与えてみるが全く興味を示さず、名前を呼んでも近寄る事もなく部屋の隅で座ったまま様子をうかがっている。
しばらくすると歩き方に変化が表れ、前足は普段と変わりないが後足を両方ともひきずっている。
横になることもできず、座ったままでうたた寝をしている。体を動かすと痛むのか、びっくりした様に鳴き声をあげている。
排泄もできず、一晩付き添って、翌日、OK-ONE動物病院(かかりつけ病院)を受診。
椎間板ヘルニアの可能性が高いと言われる。
年齢が3歳と若いこともあり手術を勧められるが、紹介された病院が遠いこと、金額のこと、完治が100%の保証がないこと、手術は早い方がいいこと、などに悩む。
鍼治療という選択肢もあることを教えてもらうが、医学的根拠がなく、やはり年齢的にも手術の方が良いとのこと。
ネットで検索したが、賛否両論で治療後の経過も五分五分。再び悩んでいると、鍼治療開始して数日経過の子を見せてもらい、ふらつきながらも,なんとか歩行できている。やはり、いつも診てもらっている動物病院での治療が安心な為、鍼治療を選択。
治療1日目で立てる様になり、排泄も可能となる。その後も少しずつだが目に見えて回復。以前の様に走り回ったり飛び回ったりとはいかないが、それなりに走ることも可能で家の中は走っている。(先生にはダメと言われているが。)
<獣医師コメント>
症状の重い椎間板ヘルニアの疑いがある場合は、外科治療と鍼治療を含む治療法について説明しています。
ポコちゃんは鍼治療を行い順調に回復しました。今では殆ど支障なく歩いたり走ったりしています。
椎間板ヘルニアは椎骨と椎骨の間にある椎間板の内容物が飛び出して脊椎神経を圧迫することで起こる神経障害です。
ミニチュア・ダックスフンド、ペキニーズ、プードル、ウェルシュ・コーギーなどが発症の多い犬種です。
症状は椎間板物質による脊椎圧迫の程度により、痛みだけの場合から、後肢の振らつき(歩行障害)を伴う場合、後肢が完全に麻痺して引きずってしまう場合、さらに重症の場合は膀胱が麻痺して排尿が出来なくなり、痛覚がなくなって回復は難しくなります。
軽度の場合は絶対安静と消炎鎮痛剤またはステロイドとビタミン剤の内服で経過を見ますが、歩行不可能な場合、西洋医学ではCTあるいはMRIで椎間板ヘルニアの位置を特定して、突出した椎間板物質を取り除く外科治療を行います。
東洋医学では、古くから鍼治療が用いられ、良好な効果が認められています。しかし、何故改善するかは科学的に証明されているわけではありません。
鍼治療とは針を用いて体の特定部位(穴位)にて適切な刺激を与えて、体が元々持っている機能を調節することにより治癒を促す治療法です。
鍼治療には経絡と穴位が関係します。経絡とは気血(生気と血液)が体内をめぐり流れる経路で、体の外と中を結び、内臓を繋ぎ、機能を調節し、いろいろなメッセージを伝達しています。
穴位(体のツボ)とは、体の表面にある経絡に気血が集中している点で、病気の影響が表れる場所であり、鍼治療を行う時に針を刺す場所です。
当院では、細いステンレス針を椎間板ヘルニアに効果のある穴位(14ヶ所)に刺して、低周波パルス電気治療を用い、15~30分間続けて刺激を与えています。
鍼治療の様子です
鍼治療開始時 後ろ肢は起立不能です
鍼治療3回目 脚力が強くなってきていて、かなり歩行できるようになってきました
鍼治療7回目 すこし振らつくが、よくなってきています
鍼治療11回目 振らつくが走ることができるようになってきました
OK-ONE動物病院
東温市野田1-18-1

<飼い主さんコメント>
散歩の後、玄関を入ってもいつものような動きがなく、足を洗った後も動きが少なく、いつもは走り回ってるのにすぐに床に寝てしまう。
大好きなオヤツを与えてみるが全く興味を示さず、名前を呼んでも近寄る事もなく部屋の隅で座ったまま様子をうかがっている。
しばらくすると歩き方に変化が表れ、前足は普段と変わりないが後足を両方ともひきずっている。
横になることもできず、座ったままでうたた寝をしている。体を動かすと痛むのか、びっくりした様に鳴き声をあげている。
排泄もできず、一晩付き添って、翌日、OK-ONE動物病院(かかりつけ病院)を受診。
椎間板ヘルニアの可能性が高いと言われる。
年齢が3歳と若いこともあり手術を勧められるが、紹介された病院が遠いこと、金額のこと、完治が100%の保証がないこと、手術は早い方がいいこと、などに悩む。
鍼治療という選択肢もあることを教えてもらうが、医学的根拠がなく、やはり年齢的にも手術の方が良いとのこと。
ネットで検索したが、賛否両論で治療後の経過も五分五分。再び悩んでいると、鍼治療開始して数日経過の子を見せてもらい、ふらつきながらも,なんとか歩行できている。やはり、いつも診てもらっている動物病院での治療が安心な為、鍼治療を選択。
治療1日目で立てる様になり、排泄も可能となる。その後も少しずつだが目に見えて回復。以前の様に走り回ったり飛び回ったりとはいかないが、それなりに走ることも可能で家の中は走っている。(先生にはダメと言われているが。)
<獣医師コメント>
症状の重い椎間板ヘルニアの疑いがある場合は、外科治療と鍼治療を含む治療法について説明しています。
ポコちゃんは鍼治療を行い順調に回復しました。今では殆ど支障なく歩いたり走ったりしています。
椎間板ヘルニアは椎骨と椎骨の間にある椎間板の内容物が飛び出して脊椎神経を圧迫することで起こる神経障害です。
ミニチュア・ダックスフンド、ペキニーズ、プードル、ウェルシュ・コーギーなどが発症の多い犬種です。
症状は椎間板物質による脊椎圧迫の程度により、痛みだけの場合から、後肢の振らつき(歩行障害)を伴う場合、後肢が完全に麻痺して引きずってしまう場合、さらに重症の場合は膀胱が麻痺して排尿が出来なくなり、痛覚がなくなって回復は難しくなります。
軽度の場合は絶対安静と消炎鎮痛剤またはステロイドとビタミン剤の内服で経過を見ますが、歩行不可能な場合、西洋医学ではCTあるいはMRIで椎間板ヘルニアの位置を特定して、突出した椎間板物質を取り除く外科治療を行います。
東洋医学では、古くから鍼治療が用いられ、良好な効果が認められています。しかし、何故改善するかは科学的に証明されているわけではありません。
鍼治療とは針を用いて体の特定部位(穴位)にて適切な刺激を与えて、体が元々持っている機能を調節することにより治癒を促す治療法です。
鍼治療には経絡と穴位が関係します。経絡とは気血(生気と血液)が体内をめぐり流れる経路で、体の外と中を結び、内臓を繋ぎ、機能を調節し、いろいろなメッセージを伝達しています。
穴位(体のツボ)とは、体の表面にある経絡に気血が集中している点で、病気の影響が表れる場所であり、鍼治療を行う時に針を刺す場所です。
当院では、細いステンレス針を椎間板ヘルニアに効果のある穴位(14ヶ所)に刺して、低周波パルス電気治療を用い、15~30分間続けて刺激を与えています。
鍼治療の様子です
鍼治療開始時 後ろ肢は起立不能です
鍼治療3回目 脚力が強くなってきていて、かなり歩行できるようになってきました
鍼治療7回目 すこし振らつくが、よくなってきています
鍼治療11回目 振らつくが走ることができるようになってきました
OK-ONE動物病院
東温市野田1-18-1
2015年01月17日 (土) | 編集 |




飼い主さんコメント
自己流ではできないことも多々あります。
先生は理論的に教えて下さるので、どうしつければよいのか分かりやすくなりました。
砂田先生コメント
甘えん坊なゴルちゃん。 飼い主さんに褒めてもらうことが大好きです
少しずつですが確実に前進していますのでれからも楽しくレッスンしましょう




飼い主さんコメント
ポイントを押さえて教えて頂き、出来なかった事が出来るようになり、また散歩もとても楽になりました。
レッスンを生かしてこれからも望んでいきたいと思います。
砂田先生コメント
おっとりさんの大和くん。当初のお悩みだった甘噛みなどもなくない抱っこも上手になりました。
レッスンで大和くんと沢山コミュニケーションをとって更に飼い主さんLOVEなワンちゃんにしていきましょう




飼い主さんコメント
おてんば娘のひなですが、トレーニングでオスワリやフセも少しずつできるようになりました。
お散歩も顔を見上げて目を合わせてくれるようになりました。これからも賢くなろうね。
砂田先生コメント
レッスン初日は元気なひなちゃんにお手上げな印象でしたが、どのように接すればよいかを学んでいただくことで冷静に付き合えるようになり指示の出し方もとても上手になっています。
学習意欲の強いひなちゃんなのでこれからどんどん教えた事を吸収していきますよ



飼い主さんコメント
自宅とは違う一面(とっても大人しい)が見られ驚きつつも、
しつけに関して基本的な事柄を教えてもらえて、すごく良いと思います。
砂田先生コメント
飼い主さんも熱心に受講していただき、とても社交的で良い子に育っています
この調子で上手にできたらたくさん褒めて、ますます人間大好きなワンちゃんにしていきましょう
みなさんとても楽しそうにレッスンされています。回数を重ねるごとに成長がみられ、そっと見守っている私たちスタッフも
ニコニコ顔になります

これからはレッスン風景などもお伝えしていけたらなとおもいます。
東温市野田1-18-1
OK-ONE動物病院