OK-ONE動物病院で日々、行っている診療の様子です。
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2015年03月04日 (水) | 編集 |
古用ポコちゃん(ペキニーズ)
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<飼い主さんコメント>
散歩の後、玄関を入ってもいつものような動きがなく、足を洗った後も動きが少なく、いつもは走り回ってるのにすぐに床に寝てしまう。
大好きなオヤツを与えてみるが全く興味を示さず、名前を呼んでも近寄る事もなく部屋の隅で座ったまま様子をうかがっている。
しばらくすると歩き方に変化が表れ、前足は普段と変わりないが後足を両方ともひきずっている。
横になることもできず、座ったままでうたた寝をしている。体を動かすと痛むのか、びっくりした様に鳴き声をあげている。
排泄もできず、一晩付き添って、翌日、OK-ONE動物病院(かかりつけ病院)を受診。
椎間板ヘルニアの可能性が高いと言われる。
年齢が3歳と若いこともあり手術を勧められるが、紹介された病院が遠いこと、金額のこと、完治が100%の保証がないこと、手術は早い方がいいこと、などに悩む。
鍼治療という選択肢もあることを教えてもらうが、医学的根拠がなく、やはり年齢的にも手術の方が良いとのこと。
ネットで検索したが、賛否両論で治療後の経過も五分五分。再び悩んでいると、鍼治療開始して数日経過の子を見せてもらい、ふらつきながらも,なんとか歩行できている。やはり、いつも診てもらっている動物病院での治療が安心な為、鍼治療を選択。
治療1日目で立てる様になり、排泄も可能となる。その後も少しずつだが目に見えて回復。以前の様に走り回ったり飛び回ったりとはいかないが、それなりに走ることも可能で家の中は走っている。(先生にはダメと言われているが。)


<獣医師コメント>
症状の重い椎間板ヘルニアの疑いがある場合は、外科治療と鍼治療を含む治療法について説明しています。
ポコちゃんは鍼治療を行い順調に回復しました。今では殆ど支障なく歩いたり走ったりしています。
椎間板ヘルニアは椎骨と椎骨の間にある椎間板の内容物が飛び出して脊椎神経を圧迫することで起こる神経障害です。
ミニチュア・ダックスフンド、ペキニーズ、プードル、ウェルシュ・コーギーなどが発症の多い犬種です。
症状は椎間板物質による脊椎圧迫の程度により、痛みだけの場合から、後肢の振らつき(歩行障害)を伴う場合、後肢が完全に麻痺して引きずってしまう場合、さらに重症の場合は膀胱が麻痺して排尿が出来なくなり、痛覚がなくなって回復は難しくなります。
軽度の場合は絶対安静と消炎鎮痛剤またはステロイドとビタミン剤の内服で経過を見ますが、歩行不可能な場合、西洋医学ではCTあるいはMRIで椎間板ヘルニアの位置を特定して、突出した椎間板物質を取り除く外科治療を行います。
東洋医学では、古くから鍼治療が用いられ、良好な効果が認められています。しかし、何故改善するかは科学的に証明されているわけではありません。
鍼治療とは針を用いて体の特定部位(穴位)にて適切な刺激を与えて、体が元々持っている機能を調節することにより治癒を促す治療法です。
鍼治療には経絡と穴位が関係します。経絡とは気血(生気と血液)が体内をめぐり流れる経路で、体の外と中を結び、内臓を繋ぎ、機能を調節し、いろいろなメッセージを伝達しています。
穴位(体のツボ)とは、体の表面にある経絡に気血が集中している点で、病気の影響が表れる場所であり、鍼治療を行う時に針を刺す場所です。
当院では、細いステンレス針を椎間板ヘルニアに効果のある穴位(14ヶ所)に刺して、低周波パルス電気治療を用い、15~30分間続けて刺激を与えています。

鍼治療の様子です


鍼治療開始時 後ろ肢は起立不能です


鍼治療3回目 脚力が強くなってきていて、かなり歩行できるようになってきました


鍼治療7回目 すこし振らつくが、よくなってきています 


鍼治療11回目 振らつくが走ることができるようになってきました






 OK-ONE動物病院
 東温市野田1-18-1





2014年11月18日 (火) | 編集 |
当院で行われた鍼治療の様子や経過などを紹介していきます。


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