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OK-ONE動物病院で日々、行っている診療の様子です。
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2019年02月17日 (日) | 編集 |
山内 レオンちゃん  M.ダックス 16歳 オス



●飼主さんコメント
平成30年9月21日にペットのレオンが「椎間板ヘルニア」を発症しました。
かかりつけの動物病院で手術をすすめられましたが、15歳と高齢ということもあり、どうすればいいか悩んでいました。
後ろ足をひきずり、前足だけで動くレオンが見ているだけで痛々しく、途方に暮れました。
そんなときNHKのTV番組で東洋医学(鍼治療)の特集がありました。
それは、レオンと同じように後ろ足をひきずり、前足だけで動こうとするワンちゃんが鍼治療をおこなったところ、以前と同じように回復し、走りまわれるようになったという内容のものでした。
私はそれを見てこれは鍼治療しかない!と思い、『動物病院 鍼治療』で検索したところ、OK-ONE動物病院がヒットしました。
HPでは鍼治療で回復したヘルニアのワンちゃんの動画がアップされており、「ここしかない!」と早速電話予約しました。
9月26日に病院を訪ね、先生から詳しい説明を聞き、翌27日からさっそく鍼治療が始まりました。レオンは標準体重を2kgもオーバーしているポッチャリ君だったので、とにかく痩せなければとダイエットフードをちょっぴりにして、鍼治療とお薬をほぼ毎日続けました。
しばらくして右足に反応が現れ、続いて尻尾を振るようになり、いまいち反応が悪かった左足も反応を示すようになりました。
約1ヶ月の鍼治療を経て、今では少しぎこちないですが、歩いたり走ったりできるようになり、夫婦で「奇跡だ!奇跡だ!」と大喜びの毎日を送っています。体重もほぼ合格ラインまでダイエットでき、約1ヶ月のレオンの鍼治療&ダイエット作戦が無事終了しました。
沖先生、岩本ナース、岡本ナース、受付の黒河さん、加藤さん、本当に誠心誠意レオンのため、家族のために心を尽くしてくださったこと、心から感謝しています。
OK-ONE動物病院に出会わなければレオンはどうなっていたかと考えると怖くなります。
本当にありがとうございました。これからもレオンとの時間を大切に過ごしたいと思います。

●獣医師コメント
レオンちゃんは、他院で診察の翌日後肢が使えなくなり、1週間毎日レーザー治療と、数回の痛み止めの注射をした後来院されました。レントゲンでは骨に異常はなく、皮膚病は1~2か月前から治療中(内服薬)とのことでした。
当院に来院時の体重は6.85kg。
血液検査でALT 797U/L AST 166U/L ALP 1434U/Lと肝機能を表す数値がかなり高く、慢性肝不全。白血球数もやや高い数値でした。皮膚秒は、発現場所と皮膚状態から何かのアレルギーが疑われました。
皮膚の方は神経の改善にも使うステロイドの内服で経過を診ることにし、慢性肝不全は強肝剤と利胆剤の内服で鍼治療と併行して治療していくことにしました。
鍼治療開始6回目で、右後肢を少し動かし動かせるようになり、腰を少し上げた状態で数秒保てるようになりました。
フードは、肝臓に優しく体重を減量できる療法食へ少しずつ移行してもらいました。
鍼治療12回目で右後肢の力が強くなり、皮膚状態もかなり改善しました。
鍼治療15回目には左後肢にも少し力が入るようになり、16回目には振らつきながら2~3秒ですが歩けるようになり、体重も5.5kgになりました。
以後、少しずつ歩行状態が改善していき、鍼治療は27回目で終了。
少し振らつきはあるものの、しっかり歩けています。ステロイドの内服も中止してサプリメントへ切り替えました。
肝機能は、ALT 180U/L AST 30U/L ALP 687U/L で数値はかなり下がりましたが、肝臓のケアは続けています。
体重は4.7kgです。5.0kg前後を維持できればとてもいいと思います。

鍼治療開始時


鍼治療6回目


鍼治療12回目


鍼治療15回目


鍼治療16回目


鍼治療27回目



愛媛県東温市野田1-18-1
OK-ONE動物病院
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