2014年12月23日 (火) | 編集 |
小梅ちゃん(ペキニーズ)10歳

<飼い主さんコメント>
4月の末、昼間かかりつけ医の診察を受けていましたが、夜になりぐったりとしてしまい夜間診療を受けました。
その時の当番がOK-ONE動物病院でした。診察の結果は肝性脳症。
その場でできる限りの処置を夜中の12時過ぎまでして頂きましたが、それでも朝までもつかどうか・・・と言われるくらい悪い状態でした。朝ぐったっりしたままでしたが、息をしていてくれて、ホッとしました。
かかりつけ医が連休の為、2日間OK-ONE動物病院で日帰り入院をして治療をして頂き、歩けるまで回復した所でかかりつけ医に戻りました。
そちらでは、2日間皮下点滴ををして治療は終わりましたが食欲もない日が多く、3週間目くらいに様子がおかしいので心配になり、OK-ONE動物病院の先生に電話をした所、肝性脳症は引き続きの治療が必要とのこと。まったく知りませんでした。
すぐに来てくださいと言われ、今後の治療はOK-ONE動物病院にお願いしようと決心し、すぐに向かいましたが着いた頃にはまたぐったりとしてしまいました。
3日間程点滴に通い回復しましたが、血液検査の数値が下がったと思えばまた上がる、といった感じで病院通いの間隔がなかなか開きませんでした。
強肝剤などの薬に加えてベジタブルサポートというサプリメントも飲み始めました。
去年の夏頃に調子が悪くなり、心臓が悪いと言われ治療を受けていましたが、1日中部屋の中を歩き回っていたり、行き止まると頭をつけたままジッとしていたり、よだれもポタポタ・・・。
冬は暖房を入れているのにブルブル震えているし、時々体を仰け反ったり足がつった様になったり(ケイレン?)と、いろいろ気になる所がありましたが、今思えばすべて肝性脳症の症状だったのだと思います。
もっと早く病気がわかっていたら、こんなに悪くならなかったのでは・・・と思います。が、あの日、夜間診療の当番が
OK-ONE動物病院だったのはラッキーだったと思っています。
今は震えやケイレン?の症状は全くなく、ずっと飲んでいた心臓の薬もやめて3か月になりますが、全く問題なしです。
食欲がなくなりウロウロと歩き出すのが調子の悪くなったサインですが、もうすぐ1か月ぶりの診察日です。
1か月病院の間隔が開くのは久しぶりで、これからも今の状態がずっと続いてくれることを願っています。
<獣医師コメント>
肝性脳症は、重症の肝疾患が原因で起きる神経的障害です。タンパク質が消化管で吸収されるときに作り出されるアンモニア(神経毒)が肝臓で代謝されず、血液中の濃度が上がるため、脳細胞に障害を及ぼすので症状が現れます。
症状は、元気がない・食欲がない・吐く・目的もなくウロウロする・頭を押し付けようとする・震える・発作が起きるなどです。
小梅ちゃんは、来院時、ぐったりしていて立ち上がれない状態でした。
血液検査では、ALT(GPT)112 AST(GOT)133 AL 974 NH3(アンモニア)259 <単位省略>
と、肝疾患を示す数値が高く、黄疸(+)でした。
また、ALB(アルブミン:タンパク質の1つ)は、2.3で低く、K(カリウム:体の細胞内の電解質の主成分)も2.3で低く、全身状態を悪化させていました。
診断は、聞き取りでのこれまでの症状と合わせて、肝性脳症としました。
急いで静脈より点滴開始。強肝剤、抗生物質、脳圧降下剤、アンモニア抑制剤の投与、そして、K(カリウム)の補充を行いました。
3日間の治療で少しずつ回復し歩けるまでになりました。
今は適切な処方食と内服薬でとても元気にしています。
肝性脳症は生涯にわたって、内科療法を続けなければならないため、定期的な検査が必要です。
OK-ONE動物病院
愛媛県東温市野田1-18-1

<飼い主さんコメント>
4月の末、昼間かかりつけ医の診察を受けていましたが、夜になりぐったりとしてしまい夜間診療を受けました。
その時の当番がOK-ONE動物病院でした。診察の結果は肝性脳症。
その場でできる限りの処置を夜中の12時過ぎまでして頂きましたが、それでも朝までもつかどうか・・・と言われるくらい悪い状態でした。朝ぐったっりしたままでしたが、息をしていてくれて、ホッとしました。
かかりつけ医が連休の為、2日間OK-ONE動物病院で日帰り入院をして治療をして頂き、歩けるまで回復した所でかかりつけ医に戻りました。
そちらでは、2日間皮下点滴ををして治療は終わりましたが食欲もない日が多く、3週間目くらいに様子がおかしいので心配になり、OK-ONE動物病院の先生に電話をした所、肝性脳症は引き続きの治療が必要とのこと。まったく知りませんでした。
すぐに来てくださいと言われ、今後の治療はOK-ONE動物病院にお願いしようと決心し、すぐに向かいましたが着いた頃にはまたぐったりとしてしまいました。
3日間程点滴に通い回復しましたが、血液検査の数値が下がったと思えばまた上がる、といった感じで病院通いの間隔がなかなか開きませんでした。
強肝剤などの薬に加えてベジタブルサポートというサプリメントも飲み始めました。
去年の夏頃に調子が悪くなり、心臓が悪いと言われ治療を受けていましたが、1日中部屋の中を歩き回っていたり、行き止まると頭をつけたままジッとしていたり、よだれもポタポタ・・・。
冬は暖房を入れているのにブルブル震えているし、時々体を仰け反ったり足がつった様になったり(ケイレン?)と、いろいろ気になる所がありましたが、今思えばすべて肝性脳症の症状だったのだと思います。
もっと早く病気がわかっていたら、こんなに悪くならなかったのでは・・・と思います。が、あの日、夜間診療の当番が
OK-ONE動物病院だったのはラッキーだったと思っています。
今は震えやケイレン?の症状は全くなく、ずっと飲んでいた心臓の薬もやめて3か月になりますが、全く問題なしです。
食欲がなくなりウロウロと歩き出すのが調子の悪くなったサインですが、もうすぐ1か月ぶりの診察日です。
1か月病院の間隔が開くのは久しぶりで、これからも今の状態がずっと続いてくれることを願っています。
<獣医師コメント>
肝性脳症は、重症の肝疾患が原因で起きる神経的障害です。タンパク質が消化管で吸収されるときに作り出されるアンモニア(神経毒)が肝臓で代謝されず、血液中の濃度が上がるため、脳細胞に障害を及ぼすので症状が現れます。
症状は、元気がない・食欲がない・吐く・目的もなくウロウロする・頭を押し付けようとする・震える・発作が起きるなどです。
小梅ちゃんは、来院時、ぐったりしていて立ち上がれない状態でした。
血液検査では、ALT(GPT)112 AST(GOT)133 AL 974 NH3(アンモニア)259 <単位省略>
と、肝疾患を示す数値が高く、黄疸(+)でした。
また、ALB(アルブミン:タンパク質の1つ)は、2.3で低く、K(カリウム:体の細胞内の電解質の主成分)も2.3で低く、全身状態を悪化させていました。
診断は、聞き取りでのこれまでの症状と合わせて、肝性脳症としました。
急いで静脈より点滴開始。強肝剤、抗生物質、脳圧降下剤、アンモニア抑制剤の投与、そして、K(カリウム)の補充を行いました。
3日間の治療で少しずつ回復し歩けるまでになりました。
今は適切な処方食と内服薬でとても元気にしています。
肝性脳症は生涯にわたって、内科療法を続けなければならないため、定期的な検査が必要です。
OK-ONE動物病院
愛媛県東温市野田1-18-1
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