OK-ONE動物病院で日々、行っている診療の様子です。
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2017年01月12日 (木) | 編集 |
間部るいちゃん (ヨークシャー・テリア ) 2001年2月20日生 ♀(不妊手術済)

<飼い主さんコメント>
先生、スタッフの皆さんに感謝です。
今の状態になるなんて1年前には考えられませんでした。
先生が試行錯誤しながら治療してくださるのに飼い主が諦めたらダメだと思い、病院から言われることはできる限り実行しました。
そうするうちに徐々に毛並がそろい、毛艶がよくなり、るいも元気になってきました。
このいい状態を維持するよう病院でのチェックを受けながら、るいと一緒に頑張っていきます。
先生、スタッフの皆さん、これからもよろしくお願いします。


<獣医師コメント>
るいちゃんは5歳頃から、皮膚・肝臓・腎臓のケアを行ってきました。
肝・腎の数値も上がったり下がったりで定期的に血液検査をしながら特別療法食や内服薬でサポートしています。
皮膚については、油っぽい毛質で、時々発疹が出て治療していました。
13歳5か月の時に1か月前から足先を舐めて腫れている。右眼の上も腫れているとのことで来院。
診ると、四肢の指間とパットの裏が腫れて、両眼周囲(右眼>左眼)の皮膚が赤く、腫れもありました。胸部、下腹部、鼠径部の皮膚は肥厚して黒色色素が沈着しています。
治療をしながら皮膚疥癬やニキビダニの検査、真菌の検査、甲状腺機能や副腎皮質機能の検査など、皮膚に関する検査は殆ど行いましたが、はっきりと原因が分かりません。
症状や治療経過、皮膚状態を見ながら、薬浴、内服薬・サプリメントなどを変えたり、組み合わせながらの治療となりました。

徐々に治療の効果が出て、毛が生えてきた時は、スタッフ共々感動でした。そして皮膚や被毛が殆ど以前と同じ状態に戻った時、飼い主さんの信頼に感謝しました。

今はu/d(療法食)と腎臓の薬、それに乳酸菌の内服を続け、腎臓・肝臓そして皮膚の状態も落ち着いています。


皮膚の治療を始めた頃。毛がほとんどなく、皮膚は油っぽくなっていました。
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四肢先はガサガサです。
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少しずつ毛が生えて、薬浴の後も毛がツヤツヤふっくらするようになりました。
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四肢先のガサガサもなく、とてもきれいになってきました。
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2015年03月17日 (火) | 編集 |
別宮かるあちゃん(M・ダックス)
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<飼い主さんコメント>
13歳のかるあは、1歳半でてんかんの発作が起き、2歳から薬を飲みはじめました。今は3種類の薬を飲み忘れないよう飲ませています。
発作は月に数回ありますが、静かに見守っています。
これまでに避妊手術、ソケイヘルニアの手術、腫瘤摘出など、何回かの手術を受けましたが、元気に過ごしてます。
今では、かるあの薬の時間が家族の中心となっていますが、皆がスケジュールを調節したり話し合って、協力しています。
これからもOK-ONE動物病院のお力を借りながら、かるあが安心して生活できるよう一日一日を大切にしていきたいです。

<獣医師コメント>
てんかんは全身のケイレンや意識障害を起こす、脳の疾患です。通常てんかんの発作は数分間続いた後、すぐに回復します。
てんかん発作は、大発作(全身性のケイレン)と、小発作(意識が消失しない軽度の発作)に分類されます。
危険性があるのは、持続性の発作と重積性の発作(繰り返して起こる発作)の場合です。すぐに発作を止めないと命にかかわります。
てんかんの診断は除外診断で行います。発作の起こる原因を除外していく方法です。人間の場合、確定診断は脳波測定で行いますが、動物の場合は麻酔を使わず脳波を測定することは難しく、そのため診断として使うことができません。

かるあちゃんは年に1~2回発作を起こすとのことで2005年5月に当院にかかっている飼い主さんの紹介で来院しました。
除外診断を行い、てんかんの可能性が高いと思われ経過を観察することにしました。2005年8月から11月までの間、毎月1回発作を繰り返すようになり、飼い主さんと相談のうえ、抗てんかん薬の内服を開始しました。
抗てんかん薬の内服を始めると途中で中止するのが難しいこと、6ヶ月に1度は肝機能検査(血液検査)が必要なことを説明しました。内服を止めた場合、次に発作が起きた時に元の薬用量では発作を抑えることができなくなる可能性があるため、また、発作自体がひどくなる可能性があるためです。
かるあちゃんの発作は2010年3月まで1種類の抗てんかん薬でうまくコントロールできていました。しかし、しばらく来院されず、次に来院したのは2010年12月です。
電話があり、別の病院にかかって、てんかんの治療をしていたけれど、昨日ひどい発作が起こり、今日も継続して治療をしていますが発作が止まらず、その病院の先生にOK-ONE動物病院へ行った方が良いとすすめられたとのこと。すぐに来てもらい治療をしましたが、重積発作を起こしていたため状態は悪く、以前使っていた薬では薬用量を増やしても効果がなく、別の薬を加え3種類でコントロールすることになりました。
飼い主さんによると、6月までは当院で以前処方された薬と同じ薬を処方されていましたが、内服を止めてみるように言われたとのこと。
詳しいことはわかりませんが、発作が1回でもあるのなら途中で内服を止めることは通常ありません。2015年3月現在、6ヶ月に1度の肝機能検査を行いながら3種類の抗てんかん薬を使用して、てんかん発作をコントロールしています。
とてもフレンドリーなかるあちゃん。診察台の上でうれしくてしっぽを振りながらお腹を向けてくれます。
飼い主さんと私たちにできることは、毎日の生活の質(QOL)を向上させてあげることです。



愛媛県東温市野田1-18-1
OK-ONE動物病院


2014年12月23日 (火) | 編集 |
小梅ちゃん(ペキニーズ)10歳
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<飼い主さんコメント>
4月の末、昼間かかりつけ医の診察を受けていましたが、夜になりぐったりとしてしまい夜間診療を受けました。
その時の当番がOK-ONE動物病院でした。診察の結果は肝性脳症。
その場でできる限りの処置を夜中の12時過ぎまでして頂きましたが、それでも朝までもつかどうか・・・と言われるくらい悪い状態でした。朝ぐったっりしたままでしたが、息をしていてくれて、ホッとしました。
かかりつけ医が連休の為、2日間OK-ONE動物病院で日帰り入院をして治療をして頂き、歩けるまで回復した所でかかりつけ医に戻りました。
そちらでは、2日間皮下点滴ををして治療は終わりましたが食欲もない日が多く、3週間目くらいに様子がおかしいので心配になり、OK-ONE動物病院の先生に電話をした所、肝性脳症は引き続きの治療が必要とのこと。まったく知りませんでした。
すぐに来てくださいと言われ、今後の治療はOK-ONE動物病院にお願いしようと決心し、すぐに向かいましたが着いた頃にはまたぐったりとしてしまいました。
3日間程点滴に通い回復しましたが、血液検査の数値が下がったと思えばまた上がる、といった感じで病院通いの間隔がなかなか開きませんでした。
強肝剤などの薬に加えてベジタブルサポートというサプリメントも飲み始めました。
去年の夏頃に調子が悪くなり、心臓が悪いと言われ治療を受けていましたが、1日中部屋の中を歩き回っていたり、行き止まると頭をつけたままジッとしていたり、よだれもポタポタ・・・。
冬は暖房を入れているのにブルブル震えているし、時々体を仰け反ったり足がつった様になったり(ケイレン?)と、いろいろ気になる所がありましたが、今思えばすべて肝性脳症の症状だったのだと思います。
もっと早く病気がわかっていたら、こんなに悪くならなかったのでは・・・と思います。が、あの日、夜間診療の当番が
OK-ONE動物病院だったのはラッキーだったと思っています。
今は震えやケイレン?の症状は全くなく、ずっと飲んでいた心臓の薬もやめて3か月になりますが、全く問題なしです。
食欲がなくなりウロウロと歩き出すのが調子の悪くなったサインですが、もうすぐ1か月ぶりの診察日です。
1か月病院の間隔が開くのは久しぶりで、これからも今の状態がずっと続いてくれることを願っています。


<獣医師コメント>
肝性脳症は、重症の肝疾患が原因で起きる神経的障害です。タンパク質が消化管で吸収されるときに作り出されるアンモニア(神経毒)が肝臓で代謝されず、血液中の濃度が上がるため、脳細胞に障害を及ぼすので症状が現れます。
症状は、元気がない・食欲がない・吐く・目的もなくウロウロする・頭を押し付けようとする・震える・発作が起きるなどです。
小梅ちゃんは、来院時、ぐったりしていて立ち上がれない状態でした。
血液検査では、ALT(GPT)112 AST(GOT)133 AL 974 NH3(アンモニア)259 <単位省略>
と、肝疾患を示す数値が高く、黄疸(+)でした。
また、ALB(アルブミン:タンパク質の1つ)は、2.3で低く、K(カリウム:体の細胞内の電解質の主成分)も2.3で低く、全身状態を悪化させていました。
診断は、聞き取りでのこれまでの症状と合わせて、肝性脳症としました。
急いで静脈より点滴開始。強肝剤、抗生物質、脳圧降下剤、アンモニア抑制剤の投与、そして、K(カリウム)の補充を行いました。
3日間の治療で少しずつ回復し歩けるまでになりました。
今は適切な処方食と内服薬でとても元気にしています。
肝性脳症は生涯にわたって、内科療法を続けなければならないため、定期的な検査が必要です。 


OK-ONE動物病院
愛媛県東温市野田1-18-1


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